ユリアナ リオ・ピアストラ

Echeveria juliana Rio Piaxtla

基本情報

Crassulaceae(ベンケイソウ科)
Echeveria
学名
Echeveria juliana Rio Piaxtla
記載年
2012

分布

原産国
Mexico(メキシコ)
州・地域
Sinaloa(シナロア)
具体的産地
San Ignacio, Río Piaxtla, west of Tayoltita, Durango
標高
359m

自生地に関する記録

Echeveria julianaにRío Piaxtlaという地域名を伴わせてKöhresから流通する種子系統です。Río PiaxtlaはEcheveria julianaが実際に発見され、原記載の基礎となった地域です。Köhres商品番号は8393です。

本文/補足・記録

## 植物名

ユリアナ リオ・ピアストラ

## 基本情報

・植物名:ユリアナ リオ・ピアストラ
・Köhres表記:ECHEVERIA juliana Rio Piaxtla
・Köhres商品番号:8393
・基礎となる学名:Echeveria juliana J.Reyes, O.González & Kristen
・記載年:2012年
・位置づけ:地域/流通ラベル

ユリアナ リオ・ピアストラは、Echeveria julianaにRío Piaxtla(リオ・ピアストラ)という地域名を伴わせてKöhresから流通する種子系統です。

KöhresではECHEVERIA juliana Rio Piaxtlaの商品名・商品番号8393で種子流通が確認されています。

Río Piaxtlaは単なる園芸上の地名ではなく、Echeveria julianaが実際に発見され、原記載の基礎となった地域です。

## Río Piaxtlaとユリアナ

Echeveria julianaは、Mexico(メキシコ)Sinaloa(シナロア)州San Ignacio(サン・イグナシオ)のRío Piaxtla河岸で採集された植物をもとに、2012年に新種記載されました。

原記載では、採集地域についてSinaloa州San Ignacio、Durango(ドゥランゴ)州の鉱山町Tayoltita(タヨルティタ)の西に位置するRío Piaxtla河岸と記録されています。

2026年9月現在、Plants of the World Online(POWO)でもEcheveria julianaをaccepted speciesとして扱い、native rangeをMexico (Sinaloa)としています。

## タイプ標本

タイプ標本は、J. Etter & M. Kristen 3056です。

・採集日:2010年5月8日
・採集地:Mexico, Sinaloa, municipality of San Ignacio, along river banks of Rio Piaxtla, west of Tayoltita, Durango
・標高:359m
・Holotype:MEXU

原記載でHolotypeがMEXUと明示されています。

Río PiaxtlaとEcheveria julianaの関係は、このタイプ採集によって直接確認できます。

## 発見と名前の由来

Julia EtterとMartin Kristenは2009年、Durango州とSinaloa州でCrassulaceaeとAgavaceaeを探索していた際、Piaxtla River沿いで未知のEcheveriaを発見しました。

採集された植物はUNAM植物園へ送られ、Echeveria tobarensisとの比較などを経て別種と判断されました。その後2010年に再調査が行われ、2012年にEcheveria julianaとして正式に記載されました。

種小名「juliana」は、発見者の一人であるJulia Etterに献名されたものです。

## 自生環境と形態

原記載では、Río Piaxtla河岸のtropical deciduous forest(熱帯落葉樹林)に生育するとされています。

タイプ採集地点の標高は359mで、原記載でもEcheveriaとして非常に低い標高に生育することが特徴として取り上げられています。

ロゼットは直径13〜18cm。葉は倒卵形から倒披針形で、白粉をまとい、長さ4.5〜8.0cm、幅2.5〜3.8cm。花茎は最大約50cmになり、淡いピンク色の壺形から細長い壺形の花冠を持ちます。

## Köhres 8393との関係

Río PiaxtlaはEcheveria julianaの原記載・タイプ採集地域であるため、Köhresの「juliana Rio Piaxtla」という地域表記は、本種の実際の原産地域と一致します。

ただし、Köhres 8393=J. Etter & M. Kristen 3056、あるいはKöhres 8393=Holotypeの元株やその直接の子孫と結びつける資料は確認できていません。

8393について採集者、採集番号、採種日、証拠標本との接続やKöhresへの導入経緯も現在未確認です。

したがって、Río PiaxtlaがE. julianaの原記載地域であることと、Köhres 8393の具体的な採種系譜は区別して扱う必要があります。

## 分類

原記載ではEcheveria julianaはEcheveria ser. Urbiniaeに置かれ、Echeveria tobarensisに近い種として比較されました。

2019年の分子系統研究でもUrbiniae系統内に位置づけられています。

2026年9月現在、POWOではEcheveria juliana J.Reyes, O.González & Kristenをaccepted speciesとして扱っています。

今回の調査では、本種についてUrbiniaなど他属への正式な新組合せは確認できていません。

異名・旧学名

  • 基礎となる学名:Echeveria juliana J.Reyes, O.González & Kristen

出典・参考資料

  • Reyes Santiago, J., González Zorzano, O. & Kristen, M. (2012) — Echeveria juliana (Crassulaceae), a New Species from Sinaloa, Mexico. Haseltonia 18:52–55
  • Plants of the World Online (POWO) — Echeveria juliana J.Reyes, O.González & Kristen
  • Köhres — ECHEVERIA juliana Rio Piaxtla, No. 8393
  • Cruz-López et al. (2019) — Phylogenetic relationships of Echeveria and related genera from Mexico
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