Echeveria bifida Gto

基本情報
- 科
- Crassulaceae(ベンケイソウ科)
- 属
- Echeveria
- 学名
- Echeveria bifida Gto
- 命名者・著者引用
- Schltdl.
- 記載年
- 1839
分布
自生地に関する記録
本文/補足・記録
## 植物名
ビフィダ Gto
## 基本情報
・Köhres表記:ECHEVERIA bifida Gto (DE)
・Köhres商品番号:8173
・従来の学名:Echeveria bifida Schltdl.
・記載年:1839年
・2026年の新組合せ:Balbinaea bifida (Schltdl.) L.E.Cruz-López
・科:Crassulaceae(ベンケイソウ科)
・属:Echeveria
・地域ラベル:Gto
・地域:Guanajuato, Mexico
Echeveria bifida Gtoは、Köhresが商品番号8173として扱う流通系統です。GtoはGuanajuato(グアナファト)を示す地域表記として使われています。
Guanajuato州には、この植物が実際に自生することを裏付ける複数の標本が残されています。2026年に発表された新しい分類研究でも、Guanajuato州は本種の分布域に含まれています。そのため、Gtoという地域名とこの植物の分布には、Köhresの商品名とは別の植物学的な裏付けがあります。
ただし、Köhres 8173がGuanajuato州のどこに由来するのか、既知のどの野生個体群につながるのかまでは確認できていません。本図鑑では、Guanajuatoの地域名を伴ってKöhresから流通する系統として記録します。8173はKöhresの商品番号で、野外で植物を採集したときに付けられた番号ではありません。
## Guanajuatoに自生する植物
2026年の分類研究では、この種の分布域としてGuanajuato、Hidalgo(イダルゴ)、Querétaro(ケレタロ)、San Luis Potosí(サン・ルイス・ポトシ)の4州が示されています。
Guanajuato州からは実際に複数の標本が残されており、San José Iturbide周辺やSan Felipeなどで採集されています。つまり、Köhresの商品名にGtoと書かれているだけではなく、Guanajuato州にこの種が実際に分布すること自体は標本から確認できます。
一方、これらの標本とKöhres 8173を直接結びつける資料はありません。そのため、San José IturbideやSan Felipeなどを8173の採集地とすることはできません。
## Köhres 8173について
Köhresでは、商品番号8173がECHEVERIA bifida Gto (DE)として扱われています。同じ8173とGtoの組み合わせは、現在の販売リストだけでなく過去のKöhres販売リストでも確認できます。
一方、8173について、採集者、野外での採集番号、Guanajuato州内の具体的な場所、証拠標本などは確認できていません。したがって、現時点で確認できるのはGuanajuatoという地域までです。
## 学名の基準となる標本
Echeveria bifida Schltdl.は、1839年に記載された植物です。2026年の分類研究では、1839年の記載に使われた元の標本を確認できなかったため、この学名の基準となる標本が新たに指定されました。
その植物は1969年、Hidalgo州のBarranca de Tolimánで採集されたものです。これはEcheveria bifidaという学名を安定して使うための基準となる標本で、Köhres 8173の由来を示すものではありません。
## 2026年に変わった分類
2026年、Echeveria属の一部を分けた新しい属Balbinaea(バルビナエア)が正式に発表されました。この分類では、Echeveria bifidaはBalbinaea bifida (Schltdl.) L.E.Cruz-Lópezへ移されています。さらにBalbinaea bifidaは、Balbinaea属の基準となる種に指定されています。
一方、2026年9月現在、Plants of the World Online(POWO)では、従来のEcheveria bifida Schltdl.が現在認められている学名として掲載されています。そのため現時点では、主要データベースと2026年に発表された新しい分類との間に更新・採用状況の違いがあります。
本図鑑ではKöhresの実際の商品名とPOWOで現在使われているEcheveria bifidaを基本表記とし、2026年に正式発表されたBalbinaea bifidaも併記します。
## 詳細記録
### Guanajuatoの標本記録
#### 記録1
・採集者:C.H. Uhl
・採集番号:1490
・標本:MEXU 165838
・地域:Guanajuato
・採集地:Mex. Hwy 57 km 345.6付近、San Luis Potosí州境の南
#### 記録2
・採集者:C.H. Uhl
・採集番号:U1845
・標本:MEXU 162523
・地域:Guanajuato
・採集地:San José IturbideからTierra Blanca方面
#### 記録3
・採集者:E. Carranza & L. Torres
・採集番号:4132
・標本:TEX 00447691
・地域:Guanajuato
・採集地:San Felipe、El Jaralの西5〜6 km
これらはGuanajuato州に本種が分布することを裏付ける標本です。ただし、Köhres 8173との直接的な関係は未確認です。
### 学名の基準となる標本
・分類上の位置づけ:neotype(ネオタイプ/新基準標本)
・採集者:F. Otero ex Herb. J. Meyrán
・採集番号:3606
・採集地:Barranca de Tolimán, Hidalgo
・採集時期:1969年12月
・標本庫:MEXU
・標本番号:MEXU 177443
・位置づけ:Echeveria bifida/Balbinaea bifidaという学名の基準となる標本
・Köhres 8173との関係:なし
### Köhres 8173
・商品番号:8173
・表記:ECHEVERIA bifida Gto (DE)
・現在のKöhres販売リスト:確認
・過去のKöhres販売リスト:確認
・採集者:未確認
・採集日:未確認
・野外採集番号:未確認
・field number:未確認
・Guanajuato州内の具体的な採集地点:未確認
・座標:未確認
・採集標高:未確認
・自生環境:未確認
・証拠標本:未確認
・野生採集由来/栽培由来:未確認
・既知のGuanajuato産標本との直接的な関係:未確認
### 分類
・1839年:Echeveria bifida Schltdl.として記載
・2026年:Balbinaea bifida (Schltdl.) L.E.Cruz-Lópezとして新しく組み替え
・2026年の研究で示された分布:Guanajuato、Hidalgo、Querétaro、San Luis Potosí
・Balbinaea属における位置づけ:属の基準となる種
・2026年9月現在のPOWO:Echeveria bifida Schltdl.を現在認められている学名として掲載
・Köhres:ECHEVERIA bifida Gto (DE)として流通
異名・旧学名
- 従来の学名:Echeveria bifida Schltdl.
- 最新分類:Balbinaea bifida (Schltdl.) L.E.Cruz-López
- Köhres表記:ECHEVERIA bifida Gto (DE)
- Köhres商品番号:8173
出典・参考資料
- Köhres Kakteen — ECHEVERIA bifida Gto, No. 8173
- C.H. Uhl 1490 / U1845 — Guanajuato産標本
- E. Carranza & L. Torres 4132 — San Felipe, Guanajuato産標本
- F. Otero ex Herb. J. Meyrán 3606 — Echeveria bifida neotype, MEXU 177443
- Plants of the World Online — Echeveria bifida Schltdl.