アガボイデス コンテペック ミチョアカン|Echeveria agavoides Contepec, Michoacán

Echeveria agavoides Lem.

アガボイデス コンテペック ミチョアカン(Echeveria agavoides Lem.)|tanitanien植物図鑑

基本情報

科
Crassulaceae
属
Echeveria
学名
Echeveria agavoides Lem.
命名者・著者引用
Lem.
記載年
1863

分布

原産国
Mexico
州・地域
Michoacán
具体的産地
Contepec、Presa de Tepuxtepec、cañón del Río Lerma

自生地に関する記録

1994年3月9日にE. Pérez CalixとE. Carranzaが採集した2916がMEXU 945144として収蔵される。コンテペックはEcheveria agavoidesの野生産地として標本まで確認できるが、流通株が同じ採集材料に由来することは未確認。

本文/補足・記録

「アガボイデス コンテペック ミチョアカン」のコンテペックは、単に流通上使われている地域名ではありません。

Echeveria agavoides が実際に野生で確認され、標本まで残されている産地です。

1994年3月9日、E. Pérez CalixとE. Carranzaは、ミチョアカン州コンテペックにあるテプステペック貯水池ちょすいち、レルマ川峡谷きょうこくで Echeveria agavoides を採集しました。

この採集には2916という採集番号が付けられ、標本はメキシコ国立植物標本館ひょうほんかんにMEXU 945144として収蔵しゅうぞうされています。

コンテペックについては、地域名から具体的な採集記録と標本まで追跡できます。

コンテペックは標本で確認できる野生産地やせいさんち

1994年3月9日、E. Pérez CalixとE. Carranzaは、ミチョアカン州コンテペックのテプステペック貯水池ちょすいち、レルマ川峡谷きょうこくで Echeveria agavoides を採集しました。

この採集には2916という採集番号が付けられています。

標本はメキシコ国立植物標本館ひょうほんかんに収蔵しゅうぞうされ、MEXU 945144として記録されています。

そのため、コンテペックについては、Echeveria agavoides の野生産地やせいさんちであることを具体的な標本まで追跡できます。

ミチョアカン州に分布するアガボイデス

Echeveria agavoides はメキシコ固有の植物で、ミチョアカン州にも自然分布しています。

ミチョアカン州のベンケイソウ科植物を調べた研究では、Echeveria agavoides は州の中部から北東部に分布し、モレリアやコンテペックなどから記録されています。

また、『Flora del Bajío y de Regiones Adyacentes』にも、コンテペックのテプステペック貯水池ちょすいち、レルマ川峡谷きょうこくで採集されたE. Pérez CalixとE. Carranzaの2916が掲載されています。

複数の植物学資料と標本記録が一致していることから、コンテペックは Echeveria agavoides の野生産地やせいさんちとして確認されている地域です。

地域個体群こたいぐんと正式な変種は別のもの

Echeveria agavoides では、野生集団の中でも葉の色や赤い縁、花序の枝分かれ、萼片がくへんの幅、ストロンの有無などに変異がみられることが報告されています。

そのため、特定の地域に生育する個体群こたいぐんが確認されていることと、その個体群こたいぐんが正式な変種として認められていることは分けて考える必要があります。

「Contepec」は正式な変種名ではなく、栽培品種名でもありません。

tanitanien植物図鑑では、野生産地やせいさんちを示す地域名として扱います。

野生標本と流通株の由来は分けて考える

コンテペック産の Echeveria agavoides については、採集地点、採集者、採集番号、標本まで確認できます。

一方、現在「Contepec Michoacán」の名称で流通している植物が、この標本と同じ採集材料さいしゅうざいりょうに由来することまでは確認できていません。

つまり、コンテペックに Echeveria agavoides が野生で生育していることと、現在流通しているContepec Michoacánが特定の野生採集材料さいしゅうざいりょうから増殖されたことは、別の情報です。

そのため、流通株について、確認できていない採集履歴まで結び付けて扱わないよう注意が必要です。

現在はEcheveria agavoidesとして扱う

母種 Echeveria agavoides を含むグループについては、近年DNAを使った分類研究が進んでいます。

2026年の研究では、Echeveria agavoides を含むUrbiniaのグループが独立したまとまりであることが強く支持されました。

この研究では、Urbiniaを独立した属として再認識さいにんしきすることが提案されています。ただし、Urbiniaに含まれる各種について必要な新組合せしんくみあわせがすべて正式発表されたわけではありません。

そのため、tanitanien植物図鑑では現時点で属名を先行して変更せず、Echeveria agavoides を基本学名として使用します。

異名・旧学名

  • Urbinia agavoides (Lem.) Rose

出典・参考資料

  • Pérez-Calix, E. (2008). Crassulaceae. Flora del Bajío y de Regiones Adyacentes 156: 1–141.
  • Herbario Nacional de México(MEXU), Universidad Nacional Autónoma de México. Echeveria agavoides Lem. E. Pérez Calix & E. Carranza 2916. MEXU 945144. Contepec, Michoacán, Presa de Tepuxtepec, cañón del Río Lerma.
  • eFloraMex / Instituto de Biología, Universidad Nacional Autónoma de México. Echeveria agavoides Lem. ミチョアカン州の分布資料。
  • Meyrán García, J. & López Chávez, L. (2005). Las crasuláceas del estado de Michoacán, México. Echeveria agavoidesのミチョアカン州における分布資料。
  • de la Cruz-López, L.E. & Espinosa, D. (2026). Phylogenetic analysis and the recognition of a new genus for Mexican Crassulaceae segregated from Echeveria. TAXON 75(3): e70153.