チワワエンシス

Echeveria chihuahuaensis Poelln.

基本情報

Crassulaceae(ベンケイソウ科)
Echeveria
学名
Echeveria chihuahuaensis Poelln.
命名者・著者引用
Poelln.
記載年
1935

分布

原産国
Mexico(メキシコ)
州・地域
Chihuahua(チワワ)、Sonora(ソノラ)
具体的産地
Río Colorado valley、Yécora
標高
2300m

自生地に関する記録

POWOではChihuahua州を自生域として記録しています。MEXUの標本記録ではSonora州Yécoraからも確認されています。ICNではDurango州も分布域として記載されていますが、今回の調査ではDurangoの一次標本までは確認できていません。2300mはタイプ採集地点の記録であり、種全体の自生標高ではありません。

本文/補足・記録

## 植物名

チワワエンシス

## 基本情報

・学名:Echeveria chihuahuaensis Poelln.
・科名:Crassulaceae
・属名:Echeveria
・命名者:Poelln.
・記載年:1935年

チワワエンシスは、1935年に正式記載されたメキシコ原産のEcheveriaです。

2026年9月現在、Plants of the World Online(POWO)ではEcheveria chihuahuaensis Poelln.をaccepted speciesとして扱っています。

## 分布

POWOでは、Mexico(メキシコ)のChihuahua(チワワ)州を自生域として記録しています。

一方、MEXUの標本記録ではSonora(ソノラ)州Yécora(イェコラ)からもEcheveria chihuahuaensisが確認されています。

International Crassulaceae Network(ICN)ではDurango(ドゥランゴ)州も分布域として記載されていますが、今回の調査ではDurangoの一次標本までは確認できていません。

## タイプ標本

タイプ材料は、R. Endlich 1232です。

1906年4月16日にChihuahua州のRío Colorado valleyで採集され、標高2300m、石の多い土壌で生育していたことが記録されています。

ただし、今回の調査ではholotypeの所蔵herbariumおよび標本番号を確定できていないため、これらは記載しません。

また、2300mという標高はタイプ採集地点の記録であり、チワワエンシス全体の自生標高を示すものではありません。

## 形態

1935年の原記載では、ほぼ無茎で密なロゼットを形成する植物として記載されています。

葉は倒卵形から匙形で、先端は尖り、葉縁には赤みを帯びます。葉の大きさは最大約4 × 2cmとされています。

Waltherが1972年に示したチワワエンシスの記述については、ICNが1935年の原記載と一致しない点を指摘しています。

そのため、本記事ではPoellnitzによる1935年の原記載を形態情報の基準としています。

## 分類

2026年に発表された分子系統研究では、Echeveria chihuahuaensisはUrbinia cladeに含まれることが示され、論文中ではUrbinia chihuahuaensisという名称が使用されています。

ただし、今回の調査ではUrbinia chihuahuaensisという組合せが正式なnew combination(新組合せ)として発表されたことまでは確認できていません。

そのため、この名称を現在の正式学名としては採用しません。

2026年9月現在、POWOがacceptedとして扱うEcheveria chihuahuaensis Poelln.を本記事の学名として使用します。

出典・参考資料

  • Poellnitz (1935) — Echeveria chihuahuaensis 原記載
  • Plants of the World Online (POWO) — Echeveria chihuahuaensis Poelln.
  • MEXU — Echeveria chihuahuaensis Sonora, Yécora specimen record
  • International Crassulaceae Network — Echeveria chihuahuaensis
  • 2026年 Echeveria関連分子系統研究 — Urbinia clade
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