E.cante(カンテ)

Echeveria cante(エケベリア・カンテ)のロゼット全体像。白い粉をまとった厚葉が放射状に広がる株姿。

はじめに

【原種情報についてのご理解】
エケベリアは数百種の原種が記録されていますが、分類が古かったり、園芸品種と流通名が混ざっていたりと、情報がとても不安定です。そのため、文献・標本・生産者間の情報など、tanitanien独自に調べた内容も含まれていますが、必ずしも「これが絶対の正解」というものではありません。

原産地・学名・近縁種などの情報は、ひとつの参考として受け取っていただけると嬉しいです。

1. 分類

科:ベンケイソウ科

属:エケベリア属

種:cante

学名記載者: Glass & Mend.-Garc.

発表年: 1997年

正式学名:Echeveria cante Glass & Mend.-Garc.

2.花芽

Coming Soon (撮影次第掲載します)

3.原産地情報

自生地

Echeveria cante は、メキシコ中北部・サカテカス州北西部に自生する原種である。
確認されているタイプ産地は、Sombrerete と Fresnillo の間に位置する Sierra de Chapultepec 周辺で、Fresnillo の北西約40km、主要道路(国道45号線)から西側に入った山地とされている。
州内でも比較的標高の高い内陸部にあたり、園芸的に広く流通している姿とは異なり、自然下では局所的な分布にとどまる可能性が高い。

標高

自生地の正確な標高値は、原記載論文中では明示されていない
ただし、採集記録や地理条件から、およそ2,500m前後の高地で採集された例があることが知られており、少なくとも低地性のエケベリアではないと考えられる。
このことから、本種は昼夜の寒暖差が大きい高原〜山地環境に適応した原種である可能性が高いが、数値として断定できる標高データは現時点では不足している。

地質・環境

詳細な地質区分は不明だが、露出した岩場や岩礫斜面に生育し、厚い土壌を伴わない環境に適応している。
自生地は乾燥〜半乾燥気候帯に属し、植生は乾燥低木林から半砂漠的環境に近い。
年間降雨量は多くなく、強い日射を受ける一方、標高の高い内陸山地のため寒暖差が大きい。
これらの複合的な条件が、本種の生態的背景を形成している。

4.研究史

原種の発見・採集年

Echeveria cante の原種としての発見年および初期の採集年については、原記載以前の詳細な記録が残されておらず不明である。
1997年の新種記載に先立つ明確な採集史や採集者名は確認されていない。

正式な学名発表

1997年に Glass & Mendoza-García により新種として記載され
Echeveria cante Glass & Mend.-Garc. の学名が正式に発表された。
これ以前に有効な学名としての記載は存在しない。

基準標本(タイプ標本)

タイプ産地はメキシコ・サカテカス州 Sierra de Chapultepec 周辺とされている。
ただし、基準標本の標本番号や収蔵機関については、一般に参照可能な資料では明確に示されていない

最後に

冒頭にも述べましたが、この記事に書いてある情報は、tanitanienが独自に調査した事を基に書いておりますので決して正確な情報ではありません事をご理解ください。なお、カンテに関して情報をお持ちの方がおりましたら是非問い合わせフォームの方にご連絡ください。

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