ミニマプエンテタスキリョの魅力

エケベリア・ミニマプエンテタスキリョの整ったロゼット。淡い青緑色の葉に赤い葉先が映える多肉植物。

はじめに

まるで小さな花が咲いたように、整ったロゼットを広げる「エケベリア・ミニマプエンテタスキリョ」

可憐でありながらも丈夫で育てやすく、多肉植物の中でも人気の高い品種のひとつです。
この記事では、ミニマプエンテタスキリョの魅力と育て方のポイントをご紹介します。

※エケベリアには数百種類の原種が知られていますが、その分類や情報はしばしば混乱しています。
特に園芸品種と流通名が混ざってしまうケースが多く、正確な原種の姿や原産地情報が見えにくくなっています。

原産地情報、学名等はtanitanienが独自に調査した情報で、ここに記載してある情報は間違いのない正確な情報ではない事をご理解した上でご覧になってくれると幸いです。

ミニマプエンテタスキリョの全体像

Coming Soon (撮影次第掲載します)

学名(科・属・種)

  • 科名 :ベンケイソウ科
  • 属名 :エケベリア属
  • 種名 :ミニマプエンテタスキリョ
  • 名札に表記 :Echeveria minima, Puente TasquilloまたはE. minima, Puente Tasquillo

ミニマの花芽

Coming Soon (撮影次第掲載します)

原産地

ミニマについて

学名 :Echeveria minima J. Meyrán

エケベリア・ミニマ(Echeveria minima J. Meyrán)は、メキシコ中部のイダルゴ州(Hidalgo)とケレタロ州(Querétaro)の高地に自生する小型のエケベリアです。
標高1800〜2200メートルほどの乾いた岩場や崖の割れ目などに群生し、昼夜の寒暖差が大きい厳しい環境に適応して生きています。
現地では夏の短い雨季をのぞき、ほとんどの期間が乾燥しており、ミニマは厚みのある葉に水分をため、
全身を覆う白い粉(ブルーム)で強い日差しや乾燥から身を守っています。

この種を正式に記載したのは、メキシコの植物学者Jorge Meyrán(ホルヘ・メイラン)氏で、
1972年に植物誌 Cactáceas y Suculentas Mexicanas(カクタセアス・イ・スクレンタス・メヒカーナス)誌上で発表されました。
発表時には、イダルゴ州のプエンテ・タスキリョ(Puente Tasquillo)周辺がタイプ産地(記載地)として報告され、
その地名が現在も“ミニマ・プエンテ・タスキリョ”という名称で園芸的に受け継がれているそうです。

この地域では、強い太陽光と乾燥した風、そして限られた水分という厳しい自然条件の中で、
ミニマはまるで地表に溶け込むように群生し、小さなロゼットを密に重ねて成長します。
同じ原産地でも標高や岩質によってわずかに姿を変え、葉の厚みや粉の付き方、色合いに個性が見られるのも興味深い点です。

特徴

ミニマププエンテタスキリョは、エケベリア属の中でも特に小型で、整ったロゼットをつくる品種です。直径3〜5cmほどのコンパクトな姿ながら、葉が密に詰まり、全体にバランスよくまとまる美しい形をしています。

tanitanien ギャラリー

育成難易度(tanitanienの経験上)

★★☆☆☆

私たちはミニマプエンテタスキリョを種から(実生)育てておりますが、私たちの環境下(ハウス栽培)では比較的容易に育成できるため初心者の方にもおすすめの品種になります。

綺麗に育てるコツ

私達が育てているコツになりますが、しっかりと日光に当てること。ミニマは日当たりを好む種類で、光が足りないと徒長してしまい、締まりのない姿になります。春と秋の成長期はできるだけ日当たりの良い場所で育てましょう。ただし、真夏の強い直射日光は葉焼けの原因になるので、半日陰などに移してあげると安心です。

最後に

手のひらサイズの小さなロゼットが、気づけば鉢いっぱいに広がっていくミニマ。
育てるほどに愛着が増すこの可愛らしいエケベリアを、ぜひあなたのコレクションにも加えてみてください。

また、冒頭にも述べましたが、この記事に書いてある情報は、tanitanienが独自に調査、育成経験を基に書いておりますので決して正確な情報ではありません事をご理解ください。なお、ミニマプエンテタスキリョに関して情報をお持ちの方がおりましたら是非問い合わせフォームの方にご連絡ください。

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