はじめに
シャビアナペレグリナはその独特の葉の形と美しい色彩で多くの植物愛好家を魅了する多肉植物です。
この記事では、シャビアナペレグリナの魅力や情報、育成ポイントなどを書いていますので是非最後までご覧ください。
※エケベリアには数百種類の原種が知られていますが、その分類や情報はしばしば混乱しています。
特に園芸品種と流通名が混ざってしまうケースが多く、正確な原種の姿や原産地情報が見えにくくなっています。
原産地情報、学名等はtanitanienが独自に調査した情報で、ここに記載してある情報は間違いのない正確な情報ではない事をご理解した上でご覧になってくれると幸いです。
シャビアナペレグリナの全体像
動画で魅力をお伝えします
学名(科・属・種)
- 科名 :ベンケイソウ科
- 属名 :エケベリア属
- 種名 :シャビアナペレグリナ
- 名札に表記 :Echeveria shaviana,Peregrina またはE.shaviana,Peregrina
シャビアナペレグリナの花芽
Coming Soon (撮影次第掲載します)
原産地
自生地はメキシコ・タマウリパス州にある Cañón de la Peregrina(ペレグリナ峡谷)とされていますが、この情報が公式な学術資料に基づくものなのかは分かりません。しかし、付近で採種された可能性は高いみたいです。なので、産地由来で産地名がそのまま使われているものと考えられます。
シャビアナについて
学名:Echeveria shaviana E. Walther(1935)
アメリカの植物学者Eric Walther(エリック・ウォルター)氏が1935年に記載しました。
メキシコ北東部タマウリパス州やヌエボ・レオン州の乾燥した山岳地帯の岩場や石灰岩質の斜面に自生。
shaviana は、アメリカの園芸家George Shavian という人物への献名と考えられていますが、この “George Shavian” という人物については情報がほとんどなく、「実在が不明瞭」「記録が曖昧」という点が指摘されています。
特徴
シャビアナペレグリナは、動画でも分かるように、大きくなると美しいフリルと共に葉数が増えいくので、とても美しいロゼットを形成します。
また、個体差がとても大きくフリルが強い個体からフリルが弱い個体、色味も濃い個体から薄い個体まで、種から(実生)育成すると様々な個体が生まれます。個体差が強いため、更に選抜し育成するのは実生の醍醐味です。
tanitanienで育成しているシャビアナペレグリナも、色んな顔違いの苗が出てきております。
tanitanien ギャラリー





育成難易度(tanitanienの経験上)
★★☆☆☆
私たちはシャビアナペレグリナを種から(実生)育てておりますが、私たちの環境下(ハウス栽培)では比較的容易に育成できるため初心者の方にもおすすめの品種になります。
綺麗に育てるコツ
私達が育てているコツになりますが、水遣り後は葉に水が溜まった状態のままで放置すると葉が汚れてしまうことがあります。葉に溜まった水をブロワーなどで飛ばしています。
梅雨時期や夏時期には蒸れや病気にならないよう、枯葉はこまめにチェックして取り除いています。
最後に
フリルの可愛らしい姿に加えて、季節や環境で色合いが変わるのも Peregrina の魅力。自分だけの環境でどんな表情を見せてくれるのか、ぜひ育てながらじっくり観察してみてください。
また、冒頭にも述べましたが、この記事に書いてある情報は、tanitanienが独自に調査、育成経験を基に書いておりますので決して正確な情報ではありません事をご理解ください。なお、シャビアナペレグリナに関して情報をお持ちの方がおりましたら是非問い合わせフォームの方にご連絡ください。
